クラシック100バカ 平林直哉

クラシック100バカ 平林直哉

盤鬼・平林直哉氏が業界人からクラシックファンまで100のバカをめった斬りの痛快本。
絶対音感をありがたがるバカ」
「最初に聴くCDに神経質になりすぎるバカ」
「廃盤になったとたんに騒ぎだすバカ」
「マイナーであればあるほど喜ぶバカ」
「難解であればあるほど喜ぶバカ」
「聴き方をいちいち指図するバカ」
「民主主義的な音楽が優れていると思うバカ」
等、全100章のバカがずらりと並び、優れた常識とバランス感覚で次々とめった斬り。

一応クラシック音楽関係の話ではありますが、大抵のバカはどこのジャンルにおいても普遍的に居るよなあ、と思うようなバカなので、誰が読んでも面白いと思います。
「クラシックとか偉そうにしてるけど、バカはどこでもバカだよなあ」、なんて思ってる人にもピッタリ?

しかしまあ、自分もそんなバカに該当していないかどうか、我が身を振り返って見るのも大事なことかも知れんなあ。中でも「フルトヴェングラー・バカになりすぎないように」は耳が痛いねえ。はっはっは。