日本を代表する交響曲作家・吉松隆の文章とマンガによるクラシック……入門書?
平易で軽快な文章と著者本人によるマンガでクラシック音楽について解説しているというか、クラシックをネタにして好き勝手書いているというか。
自身の体験に基づく結構リアルというか身も蓋もない話が多かったりするので油断がならない。というか無茶苦茶面白いんですが。

吉松隆の曲は大好きで、CDも出る度に飛びつくように買って聴いているんですが、この人実は文章も面白い。
昔出た、

世紀末音楽ノオト

世紀末音楽ノオト

魚座の音楽論

魚座の音楽論

の二冊など、何回も何十回も読み返してもうカバーも擦り切れてボロボロに近くなってしまってるし。
音楽現代で連載していたエッセイも単行本にならないかなあ、と思っているんですがねー。