昨日「機動戦士ZガンダムⅢ 星の鼓動は愛」早速観て参りましたのでありますよ。
Ⅰ、Ⅱとちゃんと劇場に観に行ってついに完結編です。

以下ネタバレ含む
まあとにかくほぼ話数にして半分近くをまとめるだけに多くのエピソードががっつり削られててⅡのラストから一気に完結に持って行くような感じでした。
ぶっちゃけ地球に降りないのでキリマンジャロダカールも無し。なのでディジェも出ませんでした(ちょっと泣)。つまりフォウもⅡのあれで死亡してたということですね。バイアランも出たけど宇宙飛んでたし。
とはいえその分余分なものをそぎ落として一気にクライマックスへとなだれ込んでゆく勢いは素晴らしいものでした。
そんな中追加されたシーンも効果的で、ケーキを食べるシーンではエマさんとヘンケン艦長の関係が魅力的に描写されておりました。その他にも細かな描写でエマさんがTV版に比べて可愛い女性に描かれていたように感じられましたね。


MS戦の素晴らしさはもう言うに及ばずというか、なかなかMk−ⅡがGディフェンサーと合体しないのでやきもきしていましたが満を持して合体したらロングライフルでハンブラビを一撃必殺してその威力を見せつけてくれたり、何と言ってもZの新技サーベルブーメラン?(いっぺん見ただけではよく判りませんでした)は死ぬほど格好良かったですよ。また、そういう目に付きやすいところだけでなく、細かな戦闘描写も充実してて見応えたっぷりでした。百式の戦闘シーンなんか地味ながら実にスピード感溢れる動きで魅せてくれました。


そして問題のラスト。一部ではカミーユでなくサエグサが精神崩壊とか言われてましたがw
何と言っても「あの」後、シールドを分離して回転しながらゆっくりとMS形態に変形してゆくZが実に素晴らしく……変形しつつフライングアーマーをパージしてゆく姿が、まるで枷から解き放たれてゆくように感じたのは私だけでしょうか。あれを見ながら自分の心も解放されてゆくような気持ちになりました。ファとカミーユの後ろに浮かぶフライングアーマー外したZの細身の姿が実に新鮮だったことも。
こんな思いを持てただけでも劇場に足を運んだ甲斐は充分過ぎるほどだったと言えそうです。


前売り二枚買っておいたので近いうちもう一度観に行くつもり。今回は後方席で観ましたが、次は前列で観ようかと。