Nikon デジタル一眼レフカメラ D300S ボディ D300S

Nikon デジタル一眼レフカメラ D300S ボディ D300S

ええと。
先日買ってしまいますた。もう清水の舞台からとかそーゆーアレで。

……ただ、買ってしまってから思わぬ問題点が浮上してしまい現在頭抱え中です。
というのは、スピードライト(ストロボ)使用時における感度自動制御の挙動なんですが。
従来機(D90まで)では、設定がISO200ならば、そこを基本として保持、適正露出が得られなくなった時点から感度をゲインアップするような動作となっており、これが自分としては非常に使い勝手が良かったんです。
つまり、ストロボ使用時は状況の許す限り低感度で、ストロボ不使用時は上限感度及び下限シャッタースピードを任意設定できる感度自動制御で自分の許容範囲まで感度を上げて使える。これが、余計なことを何もせずストロボのオンオフだけで行えるわけで。例えばワンフェス等のイベントで使用する際これがどれだけ有り難かったことか。
ところが、D300sだと、ISO200に設定しているにもかかわらず、いきなりISO800までがつんと上がってしまうんですな。
で、絞りをかなり開いて(F2.8とかまで)やっとISO640とかまで下がったりするという。
もちろん、感度自動制御をオフにすれば上がりはしないわけですが、この感度自動制御がメニューの結構階層の深いところにあるので、これをいちいちオフにするのは非常に面倒、かつ、いざ感度が足りなくなったときには上げてもらえないわけです。
いかにDXとしては高感度は良好と言われるD300sとはいえ、感度200と800では歴然と違います。シャドウ部のノイズも増えるし、解像もいくらかは低下します。では上限感度を低くすれば、となると今度はノーストロボ時の使い勝手が低下します。
と、とにかくこれまで当たり前に使えていたように使えなくなってしまったのです。恐らくはあらかじめ高感度に振っておくことで、ストロボ撮影時の背景光とのバランスを取れるようにしたとかそういう意図なんでしょうが……

残念ながら、自分の使い方としてはこれは明らかな改悪です。
とにかく、自分の意図した設定に反した動きをしてしまう、というのが困ります。こっちはぜんぶ承知の上で低感度設定して、その上でバウンスやデュフューズ等で背景光とのバランスを考えて撮影しているのに……
さらに(ある意味)問題なのは、これは「不具合ではない」ってことなんですよね。Nikonとしては、ある意味胸を張って「これは仕様です」と言えてしまうわけで……
ただ、やはり、カメラが「撮影者の意図を無視して勝手に設定を変えてしまう」今の仕様はやはり問題と言わざるを得ないので……正直、こんなのD3000とかのエントリー機向けの設定ですよ……あとフジのF31fdとかの高感度コンデジの設定ですよ……少なくともこのクラスに選択肢無しで載せていい仕様とは言いたくないです。

D90までの感度自動制御なら、感度を任意で上げようと思えばちゃんと上げられました。ですが、D300sの感度自動制御では、(撮影者の意図に反して)上がった感度を下げることが(自分の意志では)出来ません。これは致命的に大きな違いです。とにかく、自分の意志が反映できないというのが最大の問題なのです。一応Nikonへは問い合わせと要望はしておりますが……