• 申し訳ないですが今回毒分多量に含みますのでお読みになる方は重々ご注意ください

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ペンタックス、12色から選べる小型軽量レンズ「DA 35mm F2.4 AL」 - デジカメ Watch Watch
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ペンタックス、「K-r」の新製品発表会 - デジカメ Watch Watch
うーん……
ペンタックスは一体なにで勝負をするつもりなのか?
今日のペンタの発表ずらっと見て思ったのは正直これでした。
いや、K-rそれ自体に関しては基本的には文句はないんですが。基本的には。スーパーインポーズも付いたし(当然あるべきものがやっと付いただけなので『評価する』ってレベルじゃないですけどね)
むしろ、専用リチウムイオン充電池と単三のハイブリッド仕様の方を高く評価したい気がする。これに関しては大いに評価していいと。
カラバリも……レンズ込みで色指定できるようになったのはアイテムとしての統一感としてはまあ進歩でしょう。機能面とは全く関わりないですが。
まあ、気に入った人になら普通に推薦出来るようにはなったと言っていいでしょう。
しかし……

Exif情報を使った通信対戦ゲーム「フォトチャレンジャー」を楽しめる。
フォトチャレンジャーは、撮影画像のExifデータに基づきパラメータを生成。お互いに味方の出撃順を決定し、K-r同士の赤外線ポートを近づけると戦いが始まる。試合後は勝敗とともに通算の対戦成績も記録する。なお、フォトチャレンジャーで使用する画像は被写体を問わない。

……ええと、あの……どっから突っ込めばいいですか? 昔あったバーコードなんたらみたいなもんですかね。
たしか数年前フジのコンデジでゲーム機能有りの機種が出たことあった覚えはありますが。
実際、基本的には、今回の発表のほとんどが「カメラとしての機能とは全く関わりないところに主眼がおかれたものばかり」という印象を受けたことは否定できません。
前面パネルでデコレーションとかダイヤブロックでデコレーションとかカラバリ充実とか。スーパーインポーズは上でも書いたように本来あるべきものがやっと付いただけ、今まで無かったのがどうかしていただけなので評価対象とはみなせません。マイナスがゼロになっただけですよ? プラスにはなってないですよ? せいぜい……電源周りとか、連写向上とかそのくらい?
まあ……とはいえ実際出てきたモノとして、K-rのカメラとしての出来そのものは基本悪くない感じですね。少なくともスペック面でここが悪い、足りない、というようなことは無いですし。AF性能とかの前機種からの向上とかはどんなもんかとかカタログデータから読み取りにくいとこはともかく。
カラバリとかデコレーションとかも、ある意味ファッション的なカメラの楽しみ方として一概に否定するつもりはないです。そういうのがあってもいいよね、いや、そういうのも持っててもいいよね、くらいは自分も思います。
しかし……今回の発表分って、ほぼ全てそれ系だったと言っていいですよねえ。ここまでカメラ本来の機能と関係ないところばかり強調しているのを見ると、メーカーとしての地力としての部分に疑問符を付けざるを得ないと言うか……。K-mやK-xのスーパーインポーズ省略にしても、その理由がカメラ筐体のデザイン上のスペースの都合、さらに旧機種の筐体流用の都合……とか、擁護しようにもどう仕様も無い理由だし……。ペンタのカメラ作りにおいて大事なことって何? と重大な疑問を抱かざるを得ないんですね。正直なとこ。
特定のメーカーにこんなことを言うのも何だとは思うんですが……あえて重ねて言いたい。
ペンタックスは一体なにで勝負しようとしているのか?