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- 「切り札が理科さんのところに来たみたいですよ」
- 作者: 平坂読,ブリキ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/09/21
- メディア: 文庫
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理科マジ隣人部のジョーカー。サイクロンは誰ですk(違)なんだかんだで小鷹の理科を見る目が大きく変わろうとしていると言って差し支えないでしょうか。冒頭の「風に消えた言葉」が最後に活きてくる構成は流石です。
それにしても夜空さんが落ちるトコまで落ちてますョ……。どんどんガチでダメダメな人になっていくのに歯止めが無くなってきてます。本音がぼろぼろとこぼれそうになってるのにそれが相手に伝わるまでには至らない。思い切って伝えてしまえば彼女の望む方向に近づけるに違いないのにそれが出来ない。しかも「ここまで落ちればあとは昇るだけだ」じゃなくて「二番底があるのです!」とかにさえなりかねない感じで(汗
ずっとそうだったんですが夜空は基本後ろ向きなんですよね。アライブ別冊読み切りでも描かれてたけど夜空の時間はある意味10年前で止まってる。星奈がひたすら前向き(過ぎて徹底的に空回りしてるけど)なのと好対照。10年前で止まってるのはある意味小鷹も同様で、この二人、あるいはどちらかが時計の針を進める決意をしたとき本当に物語が動くのでしょう。最後の理科と小鷹の会話がそのことを雄弁に語っています。
なんだかんだでこの巻はいつもよりキャラの関係の核心に触れるようなところが多くてギャグはやや控えめな感はありますね。(無いわけじゃないし充分冴えてますが)
……ところで猫カフェでの夜空さんマジヤベェ。溶けてます。色々と。
で、特装版のアニメDVDですが。
酷ェ。(褒め言葉)
これは実に酷いアニメですね。やたらハイクォリテイに残念極まりない描写をやたら丁寧に描いてます。冒頭の妄想シーンがパゥワーアップしておりますですョ。しかもはがない名物(嫌な名物だ)ヒロインのゲロシーンを透過光で誤魔化すこともなくしっかり描いちゃってるよ!
ニコ動とかで配信とかするのかなあ……MF文庫系はしたこと無かったっけ? TVは見られないからここ結構重要。そりゃBDは購入確定枠だけどね。
一応最後にひとこと。
―闇野は三日月夜空を応援しています。いやマジで―