新耳袋 第九夜」こちらもキター!!
大好きな実話系怪談シリーズの九冊目。これの特徴は、起きた怪異を丸のまま提示して、変な解説を付け加えたりして興を削いだりしないところ。
もちろん、章立てや文章自体等にある意味編者の意図や解釈が入ることにはなりますが、これも確固たる意図を持って効果的に行われています。
今回は、九つの「キ」にまつわる話。まだ読んだのは三分の一程ですが、相変わらずの新耳袋節が冴えわたっております。
答えのない怪異、行き場のない怖さが何とも言えません。