最近のものを中心に〜

朝松健「一休魔仏行」(カッパ・ノベルス)
「一休」シリーズ待望の新刊キター!!!
いわゆる「とんち小僧」の一休さんでなく、若き風狂の修行僧、一休宗純が室町の闇に潜む魔を撃ち破る、という朝松健の現在の代表シリーズの最新作。近年得意とする室町時代をモチーフとした作品群の中でもこの一休シリーズは長編、短編と数多く、質も含めてまさに代表作と言っても差し支えないかと。昨日買ってきたばかりなので、読むのはこれからですが、もう楽しみ過ぎて読むのをためらってしまうほど。書店の店頭で発見した二秒後には手に取っておりました。


京極夏彦「百器徒然袋−風」(講談社ノベルス
こちらも待望の新作。お馴染み榎木津大暴れシリーズ(そのまんま)。
こっちは既に読んでおります。前作の語り手で、最後にようやく名字だけが明かされた本島くんがまたもや巻き込まれて前回以上のひどい目に。更に、今度は下の名前を正しく呼んでもらえないとゆー。それにしても、このトンでもないはっちゃけぶりは、とてもじゃないがあの「京極堂シリーズ」と登場人物と舞台が同じとは思えません。愉快痛快。


ジョン・A・キールプロフェシー」(ヴィレッジブックス)
実は出たのは2002年。最近文庫化されているのを知ってようやく入手。以前「さっちんてゆーな! VOL.3」でネタに使用した「モスマンの黙示」の文庫版。新訳に加え、原書の方も新版を使用しているので、かなり印象が違っていたり。